アオイトーラーって聞き慣れない犬種ですが、目の病気の遺伝子検査は必要ですか?
森下 慧実は2007年のParkerらの研究で、コリー種以外にこの犬種の罹患個体でも同じ欠失が確認されているんです。
アオイでも日本ではあまり見かけない犬種ですよね。
森下 慧そうですね。JKCの登録統計でも数は限られますが、原産国カナダでは繁殖クラブが眼科検査を義務づけています。
アオイNHEJ1がクリアなら、コロボーマになる心配はもうないんですよね?
森下 慧実はそう単純ではなく、2018年のUC Davisの研究では検査結果と症状が一致しない例も報告されているんです。
アオイ日本でこの犬種の検査を受けたいときは、どうすればいいんでしょう。
森下 慧国内で明確に対応する検査機関は確認できておらず、海外キットの個人輸入が現実的な選択肢になりそうです。
結論:ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバー(通称トーラー)は、コリー眼異常(CEA)の原因とされるNHEJ1遺伝子の欠失について、Parkerら(2007)の一次研究でホモ接合の罹患個体が確認された犬種です。ただし2018年のUC Davisの研究では、視神経乳頭コロボーマを発症した7頭中3頭のみがこの欠失のホモ接合だったと報告されており、NHEJ1検査だけでこの犬種の眼病変をすべて説明・予測できるわけではありません。日本国内でこの検査を明確に提供する事業者は確認できておらず、海外DTCキットの個人輸入が現実的な選択肢です。
物陰に隠れたハンターの代わりに水辺で動き回り、キツネのような外見と白斑で水鳥の好奇心を引き寄せる——「トーリング(誘引)」という独特の猟法から名付けられたノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバーは、カナダ・ノバスコシア州ヤーマス郡のリトル・リバー・ハーバーで19世紀初頭にアカディアン系コミュニティが作出した犬種です。当初は「リトル・リバー・ダック・ドッグ」と呼ばれ、1945年にカナダ・ケネルクラブへ純血種として登録、1995年にはノバスコシア州の「州犬」に指定されました。日本での飼育例はまだ多くありませんが、活発で知的な性格から少しずつ関心が広がっています。この記事では、コリー眼異常(CEA)の原因とされるNHEJ1遺伝子とこの犬種の関係について、研究の一次情報をもとに整理します。とくに「NHEJ1検査を受ければコリー眼異常のリスクをすべて把握できる」という単純化した理解は、この犬種に限っては当てはまらない可能性がある点を、最初にお伝えしておきます。
性格面では、知的で好奇心旺盛、活発で人懐っこい一方、見知らぬ人には慎重な一面もあるとされます。運動要求量が高く、獲物への強い興味(prey drive)を示すことがあり、興奮時に発する「トーラー・スクリーム」と呼ばれる甲高い遠吠え様の発声でも知られています。AKC(アメリカン・ケネル・クラブ)には2001年に登録され、2003年にスポーティンググループへ編入されました。2024年に英国で発表された寿命研究(McMillan et al., Scientific Reports)では、死亡個体47頭のサンプルでこの犬種の平均寿命は13.2歳と算出され、純血種全体の平均(12.7歳)・雑種の平均(12歳)をやや上回る結果でした。
NHEJ1遺伝子とCEA/脈絡膜低形成が目に与える影響
NHEJ1は本来、細胞内でDNAの二本鎖切断を修復する「非相同末端結合」という経路に関わる遺伝子です。コリー眼異常(CEA)は、この遺伝子近傍のイントロン4にあたる領域に生じた約7.8kb(正確には7,799塩基対)の欠失によって起こると考えられており、遺伝形式は常染色体劣性です。つまり父方・母方の両方からこの変異を1コピーずつ受け継いだ個体(ホモ接合)で発症します(OMIA:000218-9615)。
臨床的には、脈絡膜(網膜の外側にある血管層)が十分に発達しない「脈絡膜低形成(Choroidal Hypoplasia, CH)」が最も一般的な所見で、多くの犬はこれにとどまり明らかな視覚障害を示しません。一方でより重い病型として、視神経乳頭やその周辺のコロボーマ(組織の欠損)、網膜剥離、眼内出血を伴うケースもあります。重症度が遺伝子型と単純には対応しない点は、この病気を理解するうえで重要です。
発見の経緯 — Parkerら(2007)とトーラー特有の限定条件
コリー眼異常の分子レベルの原因を初めて特定したのは、2007年にHeidi G. Parkerらが学術誌Genome Researchに発表した研究です。Collie・Shetland Sheepdog・Border Collie・Australian Shepherdという血統的に近い4犬種のゲノムを精密マッピングし、NHEJ1遺伝子近傍の7.8kb欠失がCEAと相関することを突き止めました。さらに同じ論文の中で、血統的にかなり離れたBoykin Spanielとノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバーの罹患個体についても、この座位との関連が示されています。ただし根拠の粒度は犬種ごとに異なり、Boykin Spanielについては同じCFA37ハプロタイプのホモ接合という形で関連が示されたのに対し、ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバーでは7,799塩基対欠失そのものの遺伝子型と発症状況が一致することが直接確認されています。これが「トーラーもCEA/NHEJ1検査の対象犬種である」とされる一次根拠です。
ただし、この犬種については2018年に重要な後続研究が発表されています。カリフォルニア大学デービス校(UC Davis)のBrown・Thomasy・Bannaschらのグループが学術誌Veterinary Ophthalmologyに発表した論文では、視神経乳頭コロボーマを呈したトーラー7頭を調べたところ、NHEJ1の7.8kb欠失についてホモ接合だったのは3頭のみでした。つまり、既存のNHEJ1遺伝子検査だけでは、この犬種のコロボーマ発症を完全には説明・予測できないことになります。論文は、繁殖ペアの選定にはDNA検査の結果だけに頼るのではなく、子犬の眼科検査を組み合わせる方が有効だと提言しています。
原産国カナダのトーラー専門クラブ(NSDTRCC)も、この犬種差を公式ページで説明しています。それによると、コリー種はCEA単独、またはCEAにコロボーマを伴うかたちで発症するのに対し、トーラーはCEA単独・CEA+コロボーマ・コロボーマ単独のいずれのパターンも発症しうるとされています。同ページでは、ペンシルベニア大学の研究者がCEA/コロボーマのさらなる原因遺伝子・修飾遺伝子の特定に向けた追加研究を継続中であることも記載されており、この犬種の遺伝的な全体像は現時点で完全には解明されていません。
アオイじゃあ、陰性だったら目の病気は絶対にならないんですか?
森下 慧いいえ、Brown/Thomasy(2018)ではコロボーマを発症した7頭中4頭はホモ接合ではなく、陰性でも別の要因で発症しうると報告されています。
症状とCEAの重症度スペクトラム、”go normal”現象
CEAの所見は眼底検査で初めて確認できるもので、飼い主が日常の様子から気づくのは難しいのが実情です。最も軽度で多いのは脈絡膜低形成にとどまるケースで、視覚への影響はほとんどありません。中間的な所見として、子犬期に見られやすく自然に消退することが多い網膜ひだや、大きさによって影響度が変わるコロボーマ・スタフィローマがあります。最も重いのは網膜剥離で、範囲によっては完全な失明につながり、眼内出血を伴うこともあります。現在のCEA罹患犬の大多数は明らかな視覚障害を示さず、通常は進行性の病気ではないとされていますが、重度のスタフィローマや血管病変を伴う場合はこの限りではありません。
診断のタイミングにも注意が必要です。先天性の病気なので生まれつき病変は存在しますが、最も確実に診断できるのは眼底の色素沈着がまだ薄い生後6〜8週齢の時期で、この時期に眼科専門医(Board Certified Ophthalmologist)による検眼を受けることが推奨されます。成長にともなって色素沈着が進むと、軽度の脈絡膜低形成は見えにくくなってしまい、成犬になってから検査すると「異常なし」と判定される、いわゆる”go normal”という現象が起こりえます。このため、可能であれば生後6ヶ月以降にも再検査することが望ましいという指摘もあります。
なお、この犬種のCEAキャリア率について、比較的古い推計(NSDTRクラブのアーカイブページ)では5%程度・罹患率0.5%程度とされています。一方、Marelli et al.(2022)がイタリアの犬の登録データ(2010〜2019年)を分析した査読済み研究では、この犬種はサンプル数がわずか20頭という限定的な標本ながら、健常なキャリア(ヘテロ接合)の割合が45%という高い数値が報告されています。著者らは、この犬種とシェットランド・シープドッグの個体群規模自体が小さいこと(調査対象年でそれぞれ58頭・247頭)が、近親交配リスク、ひいては高いキャリア率の一因になりうると指摘しています。出典によって数値の幅が大きく、単一の数値に断定できる最新の疫学データは確認できていません。特定の数値を鵜呑みにするより、個体ごとの検査結果を重視することをおすすめします。
アオイ成犬になってから調べたら「異常なし」なら安心していいですか?
森下 慧色素沈着で所見が隠れる”go normal”という現象があるので、可能なら生後6〜8週での検査が望ましいとされています。
この犬種で報告されている他の遺伝性疾患
ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバーは、CEA以外にも複数の遺伝性疾患が報告されている犬種です。進行性網膜萎縮症(PRA、rod-cone degeneration型)は罹患率が推定約7%、キャリア率が推定約40%とされ、夜盲から始まり最終的に完全失明に至ります。自己免疫性甲状腺炎は米国ブリーダーの調査で最大6頭に1頭程度が罹患するとされ、体重増加や脱毛、脱力、寒冷不耐性などの症状を示します。アジソン病(副腎皮質機能低下症)は健康調査で罹患率約1%・一般犬種の約10倍、キャリア率推定約18%と報告されており、倦怠感や食欲低下、嘔吐、脱力が典型的な症状です。ノルウェーの個体群を対象にした後ろ向き疫学研究(Anfinsen et al. 2008)では、無菌性髄膜炎(ステロイド反応性髄膜動脈炎)の有病率が約2.5%と報告されています。この犬種固有の変異による口蓋裂(CP1)のキャリア率は推定約15%とされます。眼(CEA)だけでなく免疫系・内分泌系の疾患も含めて、繁殖前の総合的な健康チェックが重要な犬種だといえます。
日本での検査の受け方 — 個人輸入の実情
日本国内でノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバー向けにCEA(NHEJ1)遺伝子検査を明示的に提供する事業者は、本稿執筆時点で確認できませんでした。国内で犬のCEA検査を扱うカホテクノのページでは、対象犬種としてボーダー・コリー、コリー、シェットランド・シープドッグ、オーストラリアン・シェパード、北海道犬の名前は挙がっていますが、トーラーは含まれていません。動物遺伝研究所やFUJIFILM(ケーナインラボ)についても該当ページを特定できず、提供の有無は未確認です。
実務的な選択肢としては、米国のEmbark Veterinaryなど海外のDTC(消費者向け)遺伝子検査キットを個人輸入する方法があります。日本のブリーダーがEmbarkのキットを実際に個人輸入した記録が公開されており、価格は約179ドル(セール時)に国際送料10ドルほどが加わり、日本円で総額2万円前後になったこと、注文から検体到着まで約2週間、返送後に検査結果が判明するまでトータルで約1ヶ月かかったこと、結果表示は英語で翻訳ツールでの確認が必要だったことが報告されています。検査自体は頬粘膜のスワブ採取なので、自宅で飼い主自身が行えます。海外ラボへの申し込みは、決済に国際ブランドのクレジットカードが前提となり海外事務手数料が上乗せされる点、検体を送る国際郵便の送料・通関の扱いがラボや時期によって変わりうる点は事前に確認しておく必要があります。結果が届いたら、英語表記の項目(Clear/Carrier/At Risk等)をそのままにせず、かかりつけの獣医師に持参して内容を確認してもらうと安心です。
また、繁殖前の子犬の眼科検査(生後6〜8週齢を目安とした眼底検査)は、DNA検査とは別に、国内の動物眼科を扱う獣医師でも実施可能です。JKC(ジャパンケネルクラブ)登録犬であっても、遺伝子検査そのものは義務ではありませんが、子犬を迎える前にブリーダーへ両親犬の検査記録や眼科検査歴を確認することが、実務上の予防線になります。
アオイ海外のキットを個人輸入するのは、ハードルが高そうです。
森下 慧実際に日本のブリーダーがEmbarkを個人輸入した記録が公開されていて、注文から結果まで約1か月かかったそうです。
繁殖・登録における位置づけ
CEAは常染色体劣性の形式で遺伝すると考えられており、両親がともにキャリア(変異を1コピー保有)の場合、理論上は子の約25%がリスク型(ホモ接合)、50%がキャリア、25%が変異を持たない正常型になります。原産国カナダのトーラー専門クラブ(NSDTRCC)の倫理規定(Code of Ethics)は、繁殖犬について股関節形成不全のクリア証明(OFA/OVC/PennHIP等)に加え、遺伝性眼疾患について繁殖前に獣医眼科医によるクリア証明(推奨は毎年、最長でも18ヶ月以内の再検査)を求めています。また血統から明らかでない場合は、進行性網膜萎縮症(PRA/prcd)とCEAについて承認ラボでのステータス判定を行うことも規定されています。米国の姉妹クラブ(NSDTRC-USA)も同様にAKC CHICプログラムに参加していますが、CHICの必須項目は股関節評価・獣医眼科医によるACVO眼科検査・進行性網膜萎縮症(PRA-prcd)のDNA検査の3点で、CEAのDNA検査はCHIC必須項目ではなく利用可能な検査の一つとして位置づけられています。生後6〜8週齢での子犬眼科検査は、色素沈着が進む前に軽度の脈絡膜低形成を検出しやすいという一般的な臨床上の知見によるもので、特定のクラブや論文がこの年齢を明記しているわけではありません。前述のとおりトーラーではDNA検査結果と実際の眼病変が一致しない例が報告されているため、この「DNA検査+子犬眼科検査」の組み合わせは、単なる推奨事項以上に実務的な意味を持ちます。
この犬種は遺伝的多様性の面でも課題を抱えています。17ヶ国の登録履歴を用いた世界規模の研究(Mäki 2010)では、参照集団が持つ遺伝的多様性の半分以上がわずか2頭の祖先犬に由来すると報告されており、1999〜2008年生まれの個体群の実効創始者数は9.8、実効集団サイズは18、平均近交係数は0.26と報告されています。個体数が限られる犬種でキャリアを機械的に繁殖から排除すると、遺伝的多様性がさらに狭まる懸念があるため、検査結果に基づいた計画的な組み合わせが重要になります。日本で繁殖を手がける場合、動物愛護管理法上の「第一種動物取扱業者」登録が前提となりますが、遺伝子検査自体はこの法律が求める義務ではありません。国内での飼育数が限られる犬種であるからこそ、購入希望者への情報開示という観点で検査記録を残しておく意味は大きいといえます。
アオイ希少犬種だと、遺伝的な問題が心配になります。
森下 慧トーラーも創始者数が少なく、Mäki(2010)の研究では遺伝的多様性の半分以上がわずか2頭の祖先犬に由来すると報告されています。
ペット保険との関係
国内最大手のアニコム損害保険を例にとると、病気については契約から30日間が待機期間にあたり、この期間中に発症が確認された病気は、その後継続して治療する場合も生涯を通して補償対象外になります。また、保険加入前から発症していた病気の継続治療も補償対象外です。これとは別に、アニコム損保は契約時に発行される「どうぶつ健康保険証」等の特記事項欄に記載された病気・先天性異常についても補償対象外としています。CEAは先天性疾患にあたるため、加入時の告知内容によってはこの特記事項欄に記載され、CEA(またはその関連疾患)が補償対象外になる可能性があります。つまり、遺伝子検査を受けたこと自体が一律に契約を左右するわけではありませんが、CEAを含む先天性異常が実際に補償対象になるかどうかは、告知内容・契約時期・保険会社やプランごとの取り扱いによって変わります。補償割合・保険料についても会社やプランによって差があり、国内での飼育例が少ない犬種は保険料算定のベースとなる犬種区分が用意されていない、あるいは類似犬種の区分で代用される場合もあります。特定の結果を前提にせず、契約前に犬種名と検査結果を正確に伝えたうえで各社に直接確認することをおすすめします。
今日からできること
- 子犬を迎える際は、両親犬のCEA(NHEJ1)遺伝子検査結果や眼科検査の記録を確認する。
- 色素沈着で所見が隠れる”go normal”が起きる前、生後6〜8週の時期に眼科専門医の検眼を予約する。
- 海外DTCキットを利用する場合は、国際発送・通関・決済手数料の扱いを事前にラボへ確認する。
- 検査結果(英語表記を含む)は、かかりつけの獣医師に持参して内容を確認してもらう。
- 繁殖を計画している場合は、DNA検査に加えて子犬の眼科検査も組み合わせ、遺伝的多様性にも配慮する。
- CEA以外にPRA・自己免疫性甲状腺炎・アジソン病などもこの犬種で報告されており、眼だけでなく全身の健康チェックを心がける。
よくある質問
Q. 日本でノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバーのCEA(NHEJ1)検査は受けられますか?
この犬種のNHEJ1検査を明示的に提供する国内事業者は本稿執筆時点で確認できませんでした。米国Embark Veterinaryなど海外DTCキットを個人輸入するのが、現時点で確認できる現実的な選択肢です。
Q. NHEJ1検査がクリア(異常なし)なら、この犬種でコロボーマの心配はもう無いですか?
そうとは言い切れません。2018年のUC Davisの研究(Brown/Thomasy et al.)では、視神経乳頭コロボーマを発症したトーラー7頭のうち、NHEJ1欠失のホモ接合だったのは3頭にとどまりました。裏を返せば残り4頭は別の要因でコロボーマを発症していたことになり、DNA検査だけでこの犬種の眼病変をすべて説明・予測することはできません。子犬期の眼科検査を組み合わせる対応が提言されています。
Q. この犬種のCEAキャリア率はどれくらいですか?
出典によって幅があります。比較的古い推計では5%程度(罹患率0.5%程度)ですが、Marelli et al.(2022)がイタリアの登録犬を対象に行った査読済み研究では、サンプル数20頭という小さな標本ながら健常キャリア45%という高い数値も報告されています。単一の数値に断定できる最新の疫学データは確認できていません。
Q. ペット保険は遺伝性疾患のCEAを補償してくれますか?
保険会社によります。国内大手の例では契約から30日の待機期間を過ぎてから診断された病気は原則として補償の検討対象になりますが、契約時発行の証券等の特記事項欄に記載された病気・先天性異常は補償対象外とされており、CEAは先天性疾患にあたるため告知内容次第で特記事項が付く可能性があります。実際の扱いは会社・プランごとに異なるため、契約前に各社へ直接確認することをおすすめします。
参考文献
- Parker HG, Kukekova AV, Akey DT, Goldstein O, Kirkness EF, Baysac KC, et al. (2007). “Breed relationships facilitate fine-mapping studies: a 7.8-kb deletion cosegregates with Collie eye anomaly across multiple dog breeds.” Genome Research 17(11):1562-1571.
- Brown EA, Thomasy SM, et al. (2018). “Genetic analysis of optic nerve head coloboma in the Nova Scotia Duck Tolling Retriever identifies discordance with the NHEJ1 intronic deletion (collie eye anomaly mutation).” Veterinary Ophthalmology 21(2):144-150.
- OMIA (Online Mendelian Inheritance in Animals), “Choroidal hypoplasia, NHEJ1-related in Canis lupus familiaris (dog)” OMIA:000218-9615.
- Orthopedic Foundation for Animals (OFA), “Collie Eye Anomaly (CEA)”
- UC Davis Veterinary Genetics Laboratory (VGL), “Collie Eye Anomaly (CEA)”
- Nova Scotia Duck Tolling Retriever Club of Canada (toller.ca), “Collie Eye Anomaly (CEA) and Coloboma Study”
- Nova Scotia Duck Tolling Retriever Club of Canada (toller.ca), “Bylaws, Code of Ethics & Constitution”
- Nova Scotia Duck Tolling Retriever Club (USA), “Health Overview”
- Mäki K (2010). “Population structure and genetic diversity of worldwide Nova Scotia Duck Tolling Retriever and Lancashire Heeler dog populations.” Journal of Animal Breeding and Genetics 127(4):318-326.
- Anfinsen KP, Berendt M, Liste FJ, et al. (2008). “A retrospective epidemiological study of clinical signs and familial predisposition associated with aseptic meningitis in the Norwegian population of Nova Scotia duck tolling retrievers born 1994-2003.” Canadian Journal of Veterinary Research 72(4):350-355.
- Marelli SP, Rizzi R, Paganelli A, Bagardi M, Minozzi G, Brambilla PG, et al. (2022). “Genotypic and allelic frequency of a mutation in the NHEJ1 gene associated with collie eye anomaly in dogs in Italy.” Veterinary Record Open 9(1):e26.
- McMillan KM, Bielby J, Williams CL, Upjohn MM, Casey RA, Christley RM (2024). “Longevity of companion dog breeds: those at risk from early death.” Scientific Reports 14(1):531.
- カホテクノ「CEA(コリーアイ)遺伝子検査」
- Embark Veterinary, “Collie Eye Anomaly / Choroidal Hypoplasia (CEA)”
- 一般社団法人ジャパンケネルクラブ「犬種紹介 ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバー」
- アニコム損害保険「ペット保険の待機期間って?いつから補償開始?」
- アニコム損害保険「ペット保険で補償の対象外となるケースについて」
- 個人ブログ「Embark犬DNAキット個人輸入レポート」
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