バセット・ハウンドの血小板機能異常症(RASGRP2)|1979年の記載からAuburn大学の原因特定、見落としと検査

金網越しに座るトライカラーのバセット・ハウンド 日本語
アオイアオイうちの垂れ耳、去勢の縫い目が三日も滲んでた。体質のせい? 森下 慧森下 慧「体質」の判子で素通りされてきた曲者かもしれません。1979年にカナダ獣医学誌が綴ったバセット一族も、血小板は頭数も目鼻立ちも揃い、血だけが止まらなかった。 アオイアオイ麻酔前の採血は、どの欄も合格圏だったのに。 森下 慧森下 慧そこが曲者の隠れ蓑です。2007年のAuburn大学論文でも、発症犬は血小板数も凝固のふるい分けも涼しくすり抜け、ぼろを出したのは出血時間ひとつきりでした。 アオイアオイ頬をこする綿棒一本で、白黒の決着はつく? 森下 慧森下 慧判定書は手配書の似顔絵であって、逮捕状ではありません。105万頭を洗った2023年の大捜索でさえ、バセット欄の数字は片手持ちの頭数を量る升とは別の升でした。

結論:バセット・ハウンドの血小板機能異常症(CalDAG-GEFI thrombopathia)は、RASGRP2 遺伝子から3塩基がこぼれ落ちた写しを、父と母の双方から託された犬に現れる常染色体劣性の出血性疾患だ。1979年の初出から、2006年夏に米 Auburn 大学が真犯人の変異を押さえるまで27年。OMIA が遺伝子の表札を RASGRP2 へ掛け替えた2022年まで数えれば、43年越しの事件簿になる。血小板の頭数も凝固検査も涼しい顔で正常値を返すため、去勢・避妊の執刀や永久歯の萌出で初めて馬脚を現しやすい。欠けた写しを片手にだけ握る「片手持ち」(保因犬)に出血症状の報告は見当たらない(ただし1979年の調べでは、保因犬の血小板にもコラーゲンへの反応の鈍さが出ていた)。ウィズダムパネルやエンバークの判定書に古い通り名「RASGRP1」が刷られていても、名指ししているのは同じ欠失である。国内ではオリベットジャパン(Orivet Japan)の「無力症(バセットハウンド系)」がこれに当たると睨めるものの、品書きに遺伝子の名が一字もなく推量の域を出ない。注文の前に、照準の綴りを同社へ質しておきたい。綿棒の照合は危うさを見積もる下書きにすぎず、病名の判決を下すのは、出血の来歴と出血時間と専門施設の血小板凝集検査を突き合わせる獣医師だ。鼻血・吐血・黒いタール状の便が出たら、ためらわず救急へ。

1979年、Can Vet J の調書に残った「頭数も目鼻立ちも揃った血小板」

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事件簿の一頁目は、カナダ獣医学誌 Can Vet J の1979年8月号に、ジョンストンとロッツが寄せた短い報告である。抄録に浮かぶのは、バセット・ハウンドの一族に代々手渡されてきた止血のほころびだ。雄雌の分け隔てなく血が滲みやすく、皮膚の小傷から滴る赤い筋が途切れるまで、目に見えて手間取る。それでいて凝固の系統は無傷、血小板は員数が足り、光学顕微鏡の下に並べても輪郭に歪みひとつない。全血を寝かせた試験管では、血餅までが律儀に縮んでみせた。鑑識の机に並んだ証拠品は、どれも「異状なし」の付箋を貼られて戻ってきたわけだ。

傷口へ真っ先に駆けつけるのは血小板で、互いの腕を絡め合って即席の土嚢を積む。この一族の血小板は、員数も風采も申し分ないのに、その腕組みだけをしくじっていた。ADP という起爆剤を一滴垂らすと、症状のある犬(ホモ接合と推定)の血小板はほとんど身を寄せ合わず、片親ぶんだけ受け継いだとおぼしき犬では平生どおりに映る。コラーゲンを差し出したときの応じ方は、どちらも鈍かった。性染色体ではなく常染色体に乗って下り、表沙汰になるのは父母両方から受け取ったホモ接合の犬だけ、というのが二人の筋読みだった。

この時点で、犯人の分子は影すら踏まれていない。迷宮の入口に立った捜査員は、まだ懐中電灯ひとつ持たされていなかった。けれど「員数ではなく腕前の病」「雌雄を選ばぬ劣性の受け渡し」という骨組みは、初動の一本でもう白墨で引かれていた。1980年代の紙面では、この病に「バセット・ハウンド遺伝性血小板症」の英語頭文字を取った BHT という符丁が付く。

留め金は揃っているのに、掴み損ねる血小板(1985〜1995年の鑑識)

Auburn 大学の依頼書は、BHT の捜査に加わった拠点として Cornell、Michigan State、Auburn の三大学を列挙する。1980年代は、鑑識班が容疑者の名札を一枚ずつ剥がしていく十年だった。消去法の捜査は地味だが、外れた札の山こそが真犯人の輪郭を浮かばせる。

1985年、パターソン、パジェット、ベルの三人は、ADP に揺さぶられた血小板が蔵の ATP を吐き出す量そのものは平生どおりで、吐き尽くすまでが正常の約6分の1という、かえってせっかちな放出癖を見つけた。翌1986年、カタルファモら四人の血液学誌論文は重症のバセット13頭を俎上に載せ、トロンビン以外のどの起爆剤にも血小板が寄り集まらないと突きつける。形の変化(shape change)はきちんと起こり、主要な膜糖タンパク、血小板内のフィブリノゲン、アデニンヌクレオチド、セロトニンの取り込みに量の開きは見当たらなかった。同年のマットソンらは、接触で目覚めさせてから30分後、貼りついた血小板の数に8倍の落差が出て、樹の枝のように伸び切った個体は対照の約95%に対し BHT では63.7%どまりと書き留めた。

留め金の在庫を正面から棚卸ししたのが、1989年の パターソンら五人の止血血栓学誌論文だ。凝集にはインテグリン αIIbβ3(GPIIb-IIIa)という留め金が欠かせないが、BHT の血小板ではその数が揃っていた。ADP で目覚めさせたときのフィブリノゲン結合も、1血小板あたり BHT 30,282±3,133分子、正常犬31,664±2,772分子で有意差なし。留め金の欠品でない以上、グランツマン型の「thrombasthenia(無力症)」を名乗らせるのは筋違いで、「thrombopathic」こそ正確だ、と著者らは線を引いた。

アオイアオイ留め金は揃ってるのに、なぜ腕を組めないの? 森下 慧森下 慧留め金へ「開け」と号令する伝令の側が臭う、と捜査線が絞られました。1995年のMichigan State大学の実験が、故障箇所を配線の上流に据えました。

1995年、Michigan State 大学の マコーネルらの Platelets 論文は、細胞内の酵素 PKC をじかに小突く試薬を注ぐと、BHT の血小板も後戻りのきかない凝集へ転じることを確かめた。ほつれは PKC が目を覚ます手前の信号路に潜む、という筋読みだ。いわば電話線は無事で、交換台の手前で呼び出し音が途切れていた。あくまでガラス管の中で故障の番地を炙り出す現場検証で、薬の話とは無縁だ。それでも遺伝子が割れる12年前、捜査線はすでに「留め金」から「号令の配線」へ河岸を変えていた。

2006年夏、Auburn 大学がエクソン5で押さえた3文字の欠落

Auburn 大学の依頼書には「2006年の夏、BHT の分子基盤が Auburn 大学で特定された」と刻まれている。調書が一冊に綴じられたのは2007年、ブードロー、カタルファモ、クロック三人の論文においてである。名指しされたのは CalDAG-GEFI。血小板の奥でカルシウムとジアシルグリセロールの合図に耳を澄まし、小さなスイッチ分子 Rap1 を入れる伝令役だ。Rap1 が灯ると、αIIbβ3 は内側からフィブリノゲンを掴める構えへ切り替わる。2004年の クリッテンデンらのネイチャー・メディシン論文は、この伝令を欠くマウスの血小板が Rap1 へ号令を渡せず、凝集が大きく崩れると示していた。1980年代の「留め金は無事、号令が届かない」という鑑識結果と、割り符のように噛み合う。二十年前の現場写真に、ようやく犯人の顔がはめ込まれた。

バセットの現場で押さえられたのは、エクソン5の3塩基欠失(原著表記 509-511delTCT、現行表記 c.509_511del)。三文字ぶんの欠落ゆえに読み枠は狂わず、170番目に座るはずのフェニルアラニンが一粒、椅子ごと消える。二十七年越しの指名手配は、こうしてたった三文字の空白に辿り着いた。場所は触媒の要にあたる構造保存領域だった。

頭数は、論文本文を入手できなかったため、同じ著者の米国特許 US7838232B2で補う。特許の明細書によれば、綴りを読まれたバセットは79頭、発症の烙印を押された8頭は揃いも揃ってこの欠失を両手に握っていた。発症犬の父(義務的保因犬)1頭と、臨床的に健やかな血縁8頭が片手持ち、残る62頭は正常な綴り。特許の別版には57頭とする記述もあり、論文の頭数と同じかは突き合わせられていない。

同じ遺伝子の上でも、犬種ごとに指紋の渦巻きは別物だ。原著でエスキモー・スピッツと記された犬は、同じ第5エクソンへアデニン一字が割り込んで読み枠ごと狂い、ヨーロッパ大陸型のランドシーアは第8エクソンの c.982C>T で「ここで打ち止め」の終止符が早撃ちされていた。バセット型の照合は、残る二つの指紋に目を向けていない。ちなみにトロンビンにだけは遅ればせに応じ、コルテーゼらの2020年総説によれば凝集し切るまで4〜6分(正常犬はふつう3分以内)。血餅が涼しい顔で縮むのは、このためだ。

本名は RASGRP2、検査票の「RASGRP1」は古い通り名

ここで絡まった名札の糸をほどいておく。表札の書き損じは、銀行通帳に残った旧姓のように、しばらく世間を出回り続けるものだ。1998年、MIT の カワサキらの米国科学アカデミー紀要論文は脳の基底核に多い CalDAG-GEFI を釣り上げ、同じ紙面で、二番目の兄弟 CalDAG-GEFII が既知の RasGRP と瓜二つだと書き添えた。CalDAG-GEFI をこしらえる遺伝子は RASGRP2 で、RASGRP1 は「II」の側の名札だ。人の患者を扱った2014年の カノーらの J Exp Med 論文も、表題に RASGRP2 と刻む。

ところが犬では、NCBI の RASGRP1 の記録(30番染色体)に別名「CalDAG-GEFI」がぶら下がっており、取り違えの火種になったとみられる。動物版の遺伝病戸籍簿 OMIA も当初は RASGRP1 と載せていたが、2022年1月、公表データを BLAST で洗い直して「正しくは RASGRP2」と訂正し、項目ごと転居させた。変異の座標はどれも18番染色体、すなわち RASGRP2 の番地に建っている。住所録の訂正は、郵便配達人より遅れて届くのが世の常だ。

売り場の表札は、まだ掛け替わっていない。米ウィズダムパネル(Wisdom Panel)は遺伝子欄に「RASGRP1」と書きつつ、座標は18番染色体 52,417,313〜52,417,315 で RASGRP2 の欠失と重なる。米エンバーク(Embark)の品名も「RASGRP1」のエクソン5、バセット型。チェコのジェノミア(Genomia)はバセットの頁で RASGRP2、ランドシーアの頁で RASGRP1 と、一社の中でも揺れる。手元の紙に RASGRP1 とあろうと、バセット型の3塩基欠失なら、本稿の病と同じ変異を名指ししている。ブードロー自身は2008年の総説で、記号に寄りかからない「CalDAG-GEFI thrombopathia」という呼び名を推していた。

即日で返る PT・APTT が正常でも、止血は無罪放免と言えない

麻酔前の採血でずらりと並ぶのは、凝固因子の腕前を測る項目だ。国内の外注先どうぶつ検査センターの凝固系検査の公開一覧にも PT・APTT・フィブリノーゲンから第II・V・VII・IX〜XII因子の活性、プレカリクレインまでが顔を揃えるが、血小板凝集能や出血時間の欄は見当たらない。2007年の論文が書くとおり、この病の犬は血小板数・von Willebrand 因子・血餅退縮・凝固のふるい分けをことごとくすり抜け、延びるのは出血時間だけ。「凝固は正常」の報告書は、この曲者については黙秘を貫いているに等しい。犯人は刃物を握らず、伝言の紙切れを一枚握り潰しただけなのだから。

尻尾をつかむ鍵は、頬の内側の粘膜に浅い切れ目を刻み、滲みが止むまでを秒読みする出血時間(BMBT)だ。1993年にブルックスとカタルファモが、病型の割れたモデル犬35頭を並べて秒読みしたところ、血小板やフォン・ヴィレブランド因子に綻びを抱える一次止血異常の組は一頭残らず時間が延び、凝固因子が足りない組は一頭残らず正常域に収まった。ペンシルベニア大学が2001年に試した枕元型の血小板機能測定器でも、thrombopathia の犬6頭(遺伝的な素性は記されていない)のうち ADP 系の筒で5頭、エピネフリン系で6頭すべてに遅れが出た。もっとも本式の血小板凝集検査は、Auburn 大学のクリストファーソンらが2012年の総説に記すとおり、一握りの大学など学術機関の奥にしか据わっていない。町の診療所の棚には、まず並ばない道具なのだ。

アオイアオイ家の居間で、どんな場面に胸騒ぎを覚えるべき? 森下 慧森下 慧Auburn大学の依頼書は、永久歯が顔を出すころの歯ぐきの出血や、ぶつけた耳の先から血が引かない姿を挙げています。地面を掃く長耳のバセットらしい目撃証言です。

同じ依頼書の人相書きには、鼻血、消化管や尿路からの出血、針先ほどから50セント硬貨大を超える皮膚の点状・斑状出血、黒いタール状の便、さらに人目に触れぬ慢性の消化管出血による鉄欠乏性貧血も並ぶ。OMIA が孫引きする2012年の総説には、一部のバセットが背骨の中の出血で足腰が萎え、後ろ脚が利かなくなって担ぎ込まれうる、との一行も見える。エンバークは、避妊・去勢の執刀台の上で初めて化けの皮が剥がれる例が多いと書く。

瓜二つの手口で血を滲ませる別件の容疑者もいる。留め金そのものが歪んだグランツマン型(ITGA2B、オッターハウンドやグレート・ピレニーズで報告)、ADP を受け止める受容体の変異(P2RY12、グレーター・スイス・マウンテン・ドッグ)、そしてフォン・ヴィレブランド病。面通しは獣医の領分で、藤沢の日本大学動物病院血液病科は「先天的な止血異常症」を看板の一枚に掲げる。初診の通行手形はかかりつけの紹介状で、飼い主が直に電話しても枠は取れず、2026年4月からは紹介の受付口そのものがウェブ予約へ鞍替えした。血小板の寄り集まる力を院内で測れるかまでは頁から読み取れないので、主治医を介して打診を。鼻血・吐血・黒い便なら、紹介状の段取りを待たず夜間救急の門を叩くこと。

「血小板」で探しても出てこない、国内検査の和名

国内で申し込める窓口は、当たった4社のうちオリベットジャパンただ一軒だった。ところが、その店先に和名の迷路が口を開けている。同社が並べる899品目を端から端まで繰ると、血小板の病の呼び名が四方八方へ散らばっているのだ。同じ店の棚に、同じ病の親戚筋が別々の苗字で陳列されている格好である。グランツマン型は「血小板無力症(グレートピレニーズ系)」「血小板無力症(オッターハウンド系)」、アメリカン・エスキモー・ドッグは「血小板減少症(血小板機能異常症)」、グレーター・スイスは「手術後の出血/血小板障害(マウンテンドッグ系)」。そしてバセットの段は「無力症(バセットハウンド系)」と、肝心の「血小板」の三字が蒸発している。サイト内の検索窓に「血小板」と打っても、バセットの扉は開かない。鍵穴に合う合言葉が、なぜか一文字だけ削られているのだ。猫のセットには「先天性筋無力症候群」、犬の複数のセットには「先天性重症筋無力症候群」も陳列され、「無力症」の三文字だけでは筋肉の病と取り違えかねない。迷子札の書式が家ごとに違えば、探す側は途方に暮れる。エスキモー犬の「血小板減少症」も、員数は揃ったまま腕前が鈍るという病態とは字面がちぐはぐだ(同社の意図は分からない)。

垂れ耳犬の名を冠したバセットハウンド【セット検査】は21,400円(税込、2026年10月17日時点)。遺伝の病の欄には「無力症(バセットハウンド系)」と「X連鎖 重症/重度複合免疫不全症(SCID)」が肩を寄せ合う二行きりだ。この顔ぶれと、オリベット本社がバセット型の血小板症を扱うという又聞きの手掛かりを重ねれば、前者がこの病の照合だと見当はつく。けれど頁を隅から隅まで漁っても、遺伝子の名にも綴りの番地にも出くわさない。表紙だけ見せて中身を伏せた調書のようなものだ。財布を開く前に、c.509_511del(RASGRP2、旧称 RASGRP1)を狙い撃つ照合なのかを同社へ問い質しておきたい。代金はカードでも PayPay でも払える。

検体の流儀も正反対だ。オリベットジャパンは口腔粘膜しか受け付けず血液はお断り、海外ラボへの回送は同社が請け負う。真犯人を挙げた Auburn 大学の 止血検査室 は EDTA 全血1mL 以上、検査料130ドル(2024年版の依頼書、2026年10月17日取得)で、用紙には米国バセット・ハウンド・クラブの健康委員会へ結果を回すかのチェック欄まで刷り込まれている。日本から血液入りの小包を太平洋の向こうへ託せるかは、まだ裏取りが済んでいない。ジェノミアはバセット型を単品56ドル(VAT 別、通常12営業日、同日取得)で扱い、第VII因子欠乏症・von Willebrand 病I型と束ねたバセット用の三点盛りまで掲げる。国内のほかの三軒の品書きには、バセットの血小板の札は見当たらなかった。

アオイアオイ紙に「クリア」と刷られたら、出血の線は消える? 森下 慧森下 慧照らしたのはバセット型の一か所きりです。2007年の論文で3犬種に別々の指紋が出たように、他の綴りやvon Willebrand病、血小板減少は別件です。

顧客犬990頭のアレル頻度1.31%と、日本で年106頭という小さな池

数字の足跡は、ドナーら11人が2023年に遺伝学の専門誌へ寄せた大捜索に残る。ウィズダムパネルの顧客犬およそ105万頭を篩った網に、150を超える国・地域から(米国の犬が多い)集まったバセット990頭が掛かり、欠失入りの写しは1.31%の割合で拾われた。染色体の写しを一本ずつ数えた比率であって、片手持ちの頭割りとは別勘定。しかも名簿は、キットを買った犬と動物病院で検査を受けた犬の寄せ集めで、くじ引きで選り抜いた標本とは違う。釣り堀の魚の数から、海の魚の数は割り出せない。補足表を電卓で弾くと、純血種から出た欠失入りの写しの本数はバセット990頭ぶんの見込みとぴたり帳尻が合い、純血種の持ち主はバセットに尽きると読める(雑種にも散らばる話は、ここでは脚注に留める)。

米国の健康検査要件の表では、バセットの親クラブ推奨項目に眼科検査やラフォラ病と同じ列に、バセット型血小板症の DNA 検査が座る。目を日本へ転じれば、JKC 犬籍登録のバセット・ハウンドは2003年の688頭(39位)が頂で、2025年には106頭(61位、141犬種計302,530頭)と、ざっと6.5分の1へ痩せ細った。報告のある三犬種で、2025年の名簿に名が載るのは垂れ耳の一種だけである。国内のバセットの片手持ち率も症例数も、帳面に起こした者はまだおらず、JKC 公認の犬種クラブが健康の旗印を掲げているかも辿れなかった。年に百頭そこそこの小さな池では、どの親犬が1本を懐に忍ばせているかが、次の代の水面に大きな波紋を描く。池が小さいほど、一滴の墨は早く広がる。

子犬を迎える家族の杖になりうる条文も、探せば見つかる。動物愛護管理法第22条の3は、子犬を売る店の肩へ、獣医らと手を携える務めを担がせる。令和3年環境省令第7号の第2条第4号チは、預かり中に治療やワクチン接種を受けた子には獣医発行の証明書を売買の席で添えよと命じ、同第6号トは、繁殖に回すなら折に触れ獣医の診立てか助言を仰げと説く。どれも一頭ずつ遺伝子を照らせとまでは迫らない。それでも、店の提携獣医へ親犬の出血歴や検査の控えを問う足場にはなる。

輸血料の中央値11,250円、3割強の病院は「対応外」(日本獣医師会 令和5年公表)

根こそぎ断つ治療法は見つかっていない。重い出血の局面では、専門施設で血液製剤による支持療法が施されることがある(犬の血小板輸血はキャランら三人の2009年総説が棚卸ししている)。悩ましいのは、その備えが病院ごとに斑模様なことだ。消防車を抱える町と抱えない町が、地図の上でまだらに散っているのに近い。日本獣医師会の診療料金実態調査(令和3年実施・令和5年9月公表、回答1,096名)を繰ると、犬の「輸血料」は中央値11,250円で、354件、率にして32.3%が対応外に丸をつけた。血液型の判定は中央値6,250円で半数近い49.5%が、ドナーと患者の血を混ぜて相性を見るクロスマッチは中央値4,000円で33.8%が、それぞれ手を挙げていない。どれも一品ごとの単価で合計額ではなく、輸血料が一回ぶんか血液代込みかは、調査票の定義の頁まで辿り着けていない。

アオイアオイ院内で輸血を賄えない病院だと、血の出どころは? 森下 慧森下 慧大学病院などが抱える献血犬です。日本大学動物病院の頁は「血液バンクのような組織はありません」と書き、登録の体重下限も施設で10〜25kgとばらけます。

献血犬の募集要項を並べると、門の高さがまるで揃わない。列に並べる犬の背丈を、門ごとに違う巻尺で測っているような按配だ。藤沢の日本大学動物病院は満1〜8歳・10kg以上(20kg以上が望ましい)を目安に据え、秋田犬をはじめ和犬とその交雑種には登録の門を閉ざす。岐阜大学は1〜7歳・20kg以上、頸静脈から200〜400mL を原則年3回いただき、「緊急的に新鮮な血液が必要になった時」には臨時の呼び出しもあると明かす。江別の酪農学園大学は院内に「血液バンク制度を設立」と謳って15kg以上、箕面の北摂夜間救急動物病院が2026年6月に貼り出した募集は25kg以上。避妊・去勢や抜歯の日取りが固まったら、万一の夜に院内で輸血まで賄えるのか、無理ならどの扉へ運び込むのかを、主治医と膝詰めで決めておけば土壇場で慌てずに済む。

約款の「手術」に歯科処置は入るか、同じ原因の2回目は払われるか

保険証券の細かな活字も、この病の出没の癖に重ねて透かすと、別の模様が浮かび上がる。約款の行間は、何度でもぶり返す出血の病には思いのほか窮屈だ。アニコム損保の約款は、器具と全身麻酔を用いる切除・切開に加え、全身麻酔下での歯の処置まで「手術」の袋に詰め込んでいる(2026年10月16日取得)。永久歯の萌え出る季節に歯ぐきの滲みが尾を引き、麻酔をかけての処置にまで縺れ込めば、手術の枠で精算される目がある。

PS保険(ペットメディカルサポート)の天井は、通院が1日10,000円・年20日、入院が1日20,000円・年30日、手術が1回100,000円・年2回で、年間の総枠は110万円と、桁だけ見れば頼もしい。その横に「2回目の手術は1回目と異なる原因の場合に限ります」と小さな但し書きが控える。同じ火種が二度燃えたら、二度目の消火代は自前になるかもしれない、という読み筋だ。同じ火元からぶり返しうる出血の病では、この一文と通院日数の頭打ちが、後からじわじわ効いてくる。その「原因」を病名一つごとに勘定するのか、約款の本文まで手繰れていない。捺印の前に、受付係へ一筆もらうつもりで尋ねたい。

第一アイペット損保の加入案内は、申告しだいで特定の病名や部位を勘定から外した条件付きの契約もあると断り、健診書なしの自己申告で門を開く。綿棒の判定で両手持ちと出た紙切れを、告知書の病歴欄へ書き写すべきかどうかは、頁の文面からは読み解けない。投函の前に同社へじかに尋ねておくのが堅実だ。

よくある質問

Q. 判定書の遺伝子欄に「RASGRP1」。本稿の主役とは別の犯人?
同一人物の旧姓と思ってよい。戸籍を移しても、古い表札はしばらく門柱に残る。OMIA は2022年に戸籍を RASGRP2 へ書き換えたが、ウィズダムパネルもエンバークも、売り場ではまだ旧姓を名乗らせている。綴りの欄に「c.509_511del」やエクソン5の3塩基欠失とあれば、名指しの相手は同じ。首をかしげたら、その一行を主治医か検査会社に音読してもらうとよい。

Q. 片手持ち(保因)と出ました。血の止まり具合を日ごろ見張るべき?
1979年の調書でも特許に載った一族でも、片手持ちの犬はけろりとしていて、出血の気配はなかった。人の三きょうだいを追った2014年の研究でも、片手持ちの家族に出血は無かった(ただし試験管の中では、血小板の貼りつき方に乱れが出ていた)。ただし縁組みとなれば別勘定で、相手も片手持ちなら、生まれる子の四分の一が両手に欠失を握る計算になる。交配の算盤は獣医と一緒に弾きたい。

Q. バセット型が「クリア」なら、出血の病はまとめて潔白?
残念ながら、否。照らしたのはバセット綴りの一か所で、エスキモー型やランドシーア型の別の綴り、フォン・ヴィレブランド病、血小板減少、そのほかの止血の綻びは手つかずのまま残る。気がかりな滲みがあれば、紙の判定はいったん脇へ置き、獣医師に診せること。

Q. 日本のバセットに、片手持ちはどれほど紛れている?
帳簿は白紙だ。よく引かれる1.31%は、米国の犬が多い顧客犬のうちバセット990頭で測ったアレル頻度で、片手持ちの割合でも、ましてや日本の数字でもない。ウィズダムパネルの掲げる「1 in 7,600」も同社の検査での看板文句で、論文の値とは歯車が合わない。

Q. 乳歯が抜けて大人の歯が覗く頃、歯ぐきの赤い滲みが一晩たっても乾きません。
指折り数えて様子見を重ねず、まずかかりつけの診察台へ。垂れ耳の犬種名を告げ、DNA の判定書があればその紙も鞄へ。止まらぬ理由を見極めるのは獣医師で、出血時間の測定、専門施設での血小板凝集検査、DNA 検査を束ねてようやく診断に辿り着く。鼻血・吐血・黒いタール状の便なら救急へ。

Q. 両手持ちと判明したら、どんな日々になる?
根っこから癒やす手立てはなく、発症犬の寿命や出血の重さを長い歳月追いかけた研究もまだない。はっきりしているのは、メスや抜歯やけがが、出血の導火線に火を点けやすいことだ。予定の処置は前もって主治医へ申し送り、万一の夜の搬送先や、献血犬の手配まで書き込んだ段取り表を一緒に練るのが現実的だろう。

参考文献

検査で調べるには

ペットのDNA検査には遺伝性疾患のキャリア(保因)やリスク指標を含むものがありますが、結果は「情報」であって診断ではありません。気になる症状や確定診断が必要な場合は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

この記事で扱う 血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI) を、各サービスが検査対象として明記しているかを、お住まいの地域別にまとめました(✅=対象/❓=要確認(公式に明記なし)/❌=対象外)。

日本国内にお住まいの方

Pontely 犬の遺伝子検査
🌐 サービス提供: 日本国内向け(海外からの検体返送は非対応)
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
自宅スワブの犬の遺伝子検査。犬種別のおすすめ項目として MDR1・PRA(進行性網膜萎縮症)を扱う(公式 疾患ページで確認)。日本国内向けサービス。
カホテクノ 遺伝子検査
🌐 サービス提供: 日本国内向け(海外からの検体返送は非対応)
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
福岡の検査機関。MDR1 を公式に明記(コリー系対象、EDTA 全血)。DM は要確認。
VEQTA 犬 遺伝性疾患DNA検査
🌐 サービス提供: 日本国内向け(海外からの検体返送は非対応)
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
愛媛大発ベンチャー(大阪/福岡)。MDR-1・DM・PRA各型・vWD・HUU・EIC・第VII因子(F7)等を公式に個別明記。オンライン注文可。
アマネセル 遺伝子検査
🌐 サービス提供: 対応地域は公式に明記なし(要確認)
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
獣医師経由の病理検査ラボ。MDR1 を明記。DM は要確認。
岐阜大学・鹿児島大学 DM(SOD1) 検査
🌐 サービス提供: 日本国内・主治医(獣医師)経由のみ
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
大学の SOD1(DM) 検査。申込は動物病院経由。結果は発症リスクであって診断ではありません。MDR1 は要確認。
アニコム DM(SOD1) 検査
🌐 サービス提供: 日本国内向け(海外からの検体返送は非対応)
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
コーギー等の繁殖プログラムで大規模実施。国内での SOD1(DM) 検査の選択肢。MDR1 は要確認。
Orivet Japan(オリベット)犬 DNA検査
🌐 サービス提供: 日本・アジア居住者向け(検体は国内ラボへ返送)
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
犬のDNA検査(自宅スワブ・日本語/円建て・国内決済)。品種別セット/単項目で遺伝性疾患リスク+形質を提供する大手。MDR1・DM・PRA 等の個別対象は品種別ページで要確認。
amomag(アモマグ)犬 遺伝子検査
🌐 サービス提供: 日本国内向け(海外からの検体返送は非対応)
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
犬の遺伝子検査(自宅スワブ・低価格帯)。犬種別に遺伝性疾患リスクを解析。個別遺伝子の対象は公式で要確認。
エアデック mini ラフォラ病遺伝子変異検査
🌐 サービス提供: 日本国内・主治医(獣医師)経由のみ
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
国内の検査ラボ。Epm2b(NHLRC1)遺伝子変異を単項目で解析し、変異ホモ/ヘテロ/野生型を判定。検体は全血0.5ml以上(抗凝固剤入り・冷蔵送付)で、スワブ不可・動物病院経由での依頼。報告は受付日から2〜5日。Epm2a等の他要因によるラフォラ病は解析範囲外と明記。

日本国外にお住まいの方

※ キットの購入・国際配送が可能でも、検体の返送・解析・結果受領といったサービス提供が居住国で受けられる保証はありません。各サービスの「サービス提供」地域と返送方法を注文前に必ずご確認ください。

Embark (Breed + Health)
🌐 サービス提供: US/カナダ/EU/UK/豪で利用可(USラボ返送・国際は返送料自己負担)
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):✅ 対象
Cheek swab; multi-condition health panel that includes MDR1 and DM (SOD1). Also on Amazon (US health kit; JP = parallel-import).
Orivet
🌐 サービス提供: 世界から郵送受付(輸入/通関書類が必要な場合あり・返送は自己手配)
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):✅ 対象
Standalone tests incl. MDR1 (ivermectin sensitivity) and Degenerative Myelopathy (DM). GenoPet kit also on Amazon.
Paw Print Genetics
🌐 サービス提供: 世界から郵送受付(輸入/通関書類が必要な場合あり・返送は自己手配)
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
Clinical-grade lab; standalone MDR1. Other conditions incl. DM: verify on the product page.
LabGenVet (Canada)
🌐 サービス提供: 世界から郵送受付(輸入/通関書類が必要な場合あり・返送は自己手配)
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
カナダの獣医遺伝学ラボ。NHLRC1 のラフォラ病検査を、ビーグル/チワワ/ミニチュア・ワイヤーヘアード・ダックスフンド/ニューファンドランド/ウェルシュ・コーギー・ペンブロークについて掲載。郵送受付、検体種と国際発送は要問合せ。
Feragen
🌐 サービス提供: 世界から郵送受付(輸入/通関書類が必要な場合あり・返送は自己手配)
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):✅ 対象
Genomia
🌐 サービス提供: 世界から郵送受付(輸入/通関書類が必要な場合あり・返送は自己手配)
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):✅ 対象
チェコ・プルゼニのEUラボ。NHLRC1 のラフォラ病検査を12犬種向けに単項目で掲載。飼い主が直接注文でき、スワブキットの提供あり。

その他の国・地域で提供されているサービス(お住まいの地域では入手できない場合があります)

Wisdom Panel Premium
🌐 サービス提供: US・カナダ+UK(各地域ラボ)。EU本土は要確認
提供地域: 米国 / 英国 / EU
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):✅ 対象
Cheek swab; 265+ conditions including MDR1 and DM (SOD1). Lafora disease is reported as a LINKAGE test (marker-based prediction, not the NHLRC1 repeat itself) — the company itself advises confirming with a direct test before breeding decisions.
Basepaws Dog DNA
🌐 サービス提供: 実質US国内のみ(国際は返送を自己手配・返送先は米国ラボ)
提供地域: 米国
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
Dog health panel includes MDR1. DM (SOD1): verify on the product page. Also on Amazon.
UC Davis VGL (dog)
🌐 サービス提供: 世界から郵送受付(輸入/通関書類が必要な場合あり・返送は自己手配)
提供地域: 米国
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
University lab; standalone MDR1 and DM (SOD1) tests, owner-orderable.
WSU PrIMe / VCPL (discovered MDR1)
🌐 サービス提供: 対応地域は公式に明記なし(要確認)
提供地域: 米国 / 英国 / EU
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
Dr. Mealey’s lab — the group that discovered ABCB1-1Δ. Direct-to-owner MDR1 test. DM: verify.
Breedwise DNA
🌐 サービス提供: 国際は要問合せで対応可(国別送料別)
提供地域: 米国
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
Standalone MDR1 oral swab (US). DM: verify on the product page.
OFA / University of Missouri
🌐 サービス提供: 世界から郵送受付(輸入/通関書類が必要な場合あり・返送は自己手配)
提供地域: 米国
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
The originating DM lab (Awano 2009). SOD1 c.118G>A test; result = risk class, not a diagnosis. MDR1: verify.
Wisdom Panel Premium
🌐 サービス提供: 対応地域は公式に明記なし(要確認)
提供地域: EU
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
Laboklin
🌐 サービス提供: EUの自社ラボ網+UK(他地域は個別対応)
提供地域: EU / 英国
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):✅ 対象
GLBizzia(格致博雅)ペット遺伝子検査
🌐 サービス提供: 中国国内向け(国際対応は要確認)
提供地域: 中国
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
Urban Animal (India)
🌐 サービス提供: インド国内のみ(国外は要問合せ)
提供地域: インド
血小板機能異常症 (RASGRP2/CalDAG-GEFI):❓ 要確認
India-based broad panel (130+ conditions); MDR1 / DM not explicitly published — verify.

健康・症状が心配な方へ — 獣医師への相談

遺伝性疾患の確定診断や治療方針は、検査キットではなく獣医師が判断します。以下は公的な相談先です。

日本獣医師会(動物病院を探す)

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このページは教育目的の情報提供であり、獣医療上の診断・助言ではありません。ペットの健康に関する判断は、必ず獣医師にご相談ください。

この記事を書いた人

森下 慧

森下 慧

編集・執筆(獣医師ではありません)

分子生物学を学び、受託ゲノム解析ラボでの勤務経験を持つ、犬や猫と暮らす愛好家。獣医師ではなく、査読済みの研究論文と公的機関の一次データを読み解き、「診断ではなく情報」として整理・再構成することに徹しています。

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